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【おまけコラム】 トランシーバー

子供の頃って、なんかトランシーバーが欲しくてたまらなくなる時期があります。 コードレス電話や携帯が当たり前の今はどうかしりませんが、編集長が子供の頃は男の子がクリスマスに欲しいおもちゃナンバーワンだったような気がします。 遠くにいる友達と、「 こちら1号、こちら1号、本部応答せよ! 」なんて遊ぶのは最高にクールだった(と、思ってた)。 で、クリスマスに買ってもらえない場合は、お小遣いを必死でためるわけですが、早く欲しいからつい安物に手を出してしまう。 で、安物は出力も低くて感度も低い。 心躍らせておもちゃやから帰って電池をいれてみたものの、どうも予定とは違う事に気がついてショックを受けるわけです。 

そんなことを急に思い出したのは、つい先日下の娘がまったく同じ事を繰り返したからでした。 通販カタログで見つけたディズニーのキャラクターがついたトランシーバーが欲しくてしょうがなくなった娘は、買ってくれと駄々をこねるも聞き入れられず、お小遣いで払うからオーダしてくれと、母親に迫りついに自腹で購入することになったのでした。 オーダしてからというもの、毎日のように「 今日届いたか 」と学校から興奮して帰ってくる娘。 ついに届いた日は電池を入れるのももどかしい様子で、まさに自分が初めてトランシーバーを手に入れた日を思い出させます。

で、ようやく電池を入れて片方を娘が、片方を私が持って実験してみます。 ファミリールームに移動した娘にベッドルームから「 さくら1号からさくら2号、応答せよ 」なんて呼んでみるんですが、トランシーバーはシャーっという音を出すだけで、さくら2号からの返答がありません。 使い方が分からないのかな? と思ってもう一度説明しました。 と、言っても通話ボタンと電源ボタンしかないんですけどね。 それでも聞こえないので、娘もファミリールームから「 お父さん、聞こえないよー 」と大声で言ってきます。 

で、同じ部屋でまず実験することにしてみたところ、トランシーバーを耳につければなんとか声は聞こえますが、ノイズが大きい上にボリュームを調整できないので、なんとも聞き取りずらい。 しょうがないから、喋るほうも大きな声をだす。 そうするとナマの声のほうがうるさくて余計に聞こえない。 生の声が届かない距離まで離れると、今度はトランシーバーでは相手の声が聞こえない。

ダメダ、こりゃ。 欠陥商品。 30年前に日本でかったおもちゃのほうがまだマシだったぞ! 子供の夢を壊すような商品を販売するな>ディズニー! 

こうして遺伝子の影響で30年前の父親と同じ失敗を繰り返した娘。 あまりにも憐れなので、TARGETで本物のトランシーバーを買ってきました。 カミさんには「 キャンプなんかでも使えるし、4台セットだから子供にも持たせれば安心 」なんて、適当な理由をつけましたが、本当は30年前の自分と、今の娘の恨みを晴らしたかったのかもしれません。 てなわけで、最近我が家ではトランシーバーで会話するのが流行っています。 「 お父さん、お父さん、夕食の支度ができました。 どーぞ 」 なんてね。 あー楽し。


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Last Update : 2004/06/20