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■ イラク日本人人質のこと

この件については、過去2週間で各メディアで語りつくされた感がありますが、ニューヨークタイムズの記事が今朝のマーキュリーニュースの一面に出ていました。 この記事によると、帰国した三人が空港で「自業自得」「日本の恥」などのプラカードで抗議を受けるなどの、日本人の人質に冷たい反応は、封建時代から残る「お上に逆らってはならぬ、迷惑をかけてはならぬ」という文化を引きずっているからだそうです。 

あの反応は確かに外国からは理解しにくいでしょうね。 政府が人質救出に使った飛行機代を人質家族に請求しようとしていること、まだ救出もされてないうちから大衆と政府高官が見事に協調して「自己責任」「勝手な行動」と冷たい反応だったことも指摘されています。 

私は日本人のあの反応の根っこになるのは「多くの日本人にとってあの3人と家族がキャラ的にイタかったから」と思うのですが、、これってガイジンには分からんでしょうね。 

お上云々より、この「イタイ」という感情が日本人の特色を示していると思います。 ストレートすぎて「イタイ」、調子に乗ってて「イタイ」、自分に酔ってて「イタイ」。 この時痛みを感じるのは本人ではなく、傍観者なんですね。 本来なら分かってはいても包み隠すところを開けっぴろげにやられると、自分が裸にされたようで「イタイ」。 なんか妙にアツクなっちゃっているヤツを見るのはクールで冷めてる俺には「イタイ」。

規律を乱さず、和に溶け込むことを重んじる社会では、なにか突出したことをするとその内容の是非よりも前に規律を乱したことを攻められる傾向があります。 「この度は世間様をお騒がせし、ご迷惑をおかけしましたスミマセンデシタ」なんてね。  何を謝っているのか良く分からない。

また人質問題で日本のジャーナリストや反戦活動家などがほとんどイラクから引き上げさせられたことで、日本政府や自衛隊が現地で何を行なっているかを正しく伝える番犬がいなくなった危険も指摘しています。 政府にとっては都合がいいことです。

人質になった人がどんなイタイヤツでも、今のイラクに自ら赴いて、米軍海兵隊に無差別殺人されている子供や一般市民を守ろうとしたり、劣化ウランの悲惨さを伝えようとしたことは立派だと思います。 

こういう記事もあります。

ファルージャの目撃者より:どうか、読んで下さい
イラクの子供達にサーカスを見せようというイギリスを中心としたアーティスト活動化グループ「Circus2Iraq」の Jo Wilding さんの生々しいファルージャのレポート。 日本人人質となっていた高遠さんについても一部触れられています。

あるイラク人の母親から、ファルージャで殺された米国人の母親達への手紙


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Last Update : 2004/05/02