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■ マスコミにより宣伝される「恐怖」と実際の「危険」

日本ではあんなに狂牛病で騒いでいるのにアメリカでは大半の人が「狂牛病? なにそれ? テロのが怖いね」という反応だ。 
では、日本人はアメリカ人より食の安全に敏感なのか? 全頭検査を行っている日本と比べてアメリカのほうが狂牛病による人間への被害例が実際多いのか? というと別にそういう分けではない。 人はマスコミで「危ない、危ない」と繰り返し報道される内容によって何が危険かを判断してしまう。 ブッシュが旗を振って、アメリカはテロリストの攻撃の危険に晒されているとマスコミが繰り返し報道すれば、「そういうことなら空港の行列も、イラクで500人を超えるアメリカ人が戦死しているのも、人権を無視したパトリオット・アクトも止むを得ないな」と思ってしまう。 日本のマスコミが「狂牛病は怖い、脳みそがスポンジボブになるぞ」と繰り返し報道すれば大好きな吉野家も我慢してしまう。 

でも、本当にあなたの命を危険に晒しているのは何だろうか? 狂牛病が怖くてハンバーガーを食べるのをやめたくせに毎日タバコを一箱吸う人。 テロを防止するためなら空港の行列も我慢するくせに、車で帰る前の一杯が止められない人。  冷静になって考えてみよう。 あなたの命を危険に晒すことは世の中沢山ある。 でも、一部の危険を過大に報じて何かを売りつけようとしたり、無理を通そうとする人がいるので、本当の安全は自分で判断して自分で守らなければいけない。 「自分にとって何が安全か」を正しく判断するためには日頃から情報収集をすることだ。 

ある日「北朝鮮が日本を攻撃するので、お宅の子供を徴兵する」といわれたときに「それは間違っている。 そんな戦争にうちの子供はやれん」と言えるように。 

正直言って、狂牛病は怖いけど、オバカな若者でも簡単に銃を購入できる社会も怖いし、多くの飲酒ドライバーが道路を走っている週末の夜中に道を走ることはもっと怖い。 多分死ぬ確立はテロや狂牛病よりずっと高いだろう。


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Last Update : 2004/01/28