床屋に行ってきました。 美容院じゃなくて床屋です。 $7.99で10分位で髪を切ってくれるところです。 女性は美容院に「変わりに」行くが、男性は「戻り」に行くと聞いたことがあります。 私も例にもれず、伸びすぎた髪をいつもの状態に戻しに2ヶ月に一度位床屋を訪れます。
私にとって良い床屋の条件は、@安く、A速く、B沈黙を守れる の三点に限ります。 中年親父のスポーツ刈りですから上手下手は気にしません。 床屋で手足を拘束されている間は瞑想にふける大事な時間なので、店員とのコミュニケーションは最小限に抑えることを目標にしています。 というわけで、私のいきつけの床屋での会話は「今日はどんな髪型で?」「ベリーショート」が全てです。 あとは斬るか斬られるかの床屋との真剣勝負の殺伐とした雰囲気を楽しみながらじっくり瞑想にふけるのです。
何度か切羽詰って街の美容院に入ったことがありますが、やたらと話しかけてくる美容師には到底困惑してしまいます。 相手にするのも面倒なので黙っていると、機嫌をそこねたかと勘違いされ余計にトークに力をいれてくるのです。 「今日はお仕事の帰りですか?」「寒くなりましたね。」「お子さんはいらっしゃいますか?」「駅前にできたスーパーの店長のうわさしってます?」・・・・ こうなってくると「お前は場末の飲み屋のホステスか! 美容師なら口ではなく鋏で勝負しろ」と説教を垂れたくなってきますが、じっとこらえて相手がおとなしくなるまで我慢します。 きっと美容師マニュアルの37ページに「洗練されたトークでお客さんのハートを掴め!」とか書いてあるんでしょうね。 余計なお世話です。
で、今回もいつもの床屋で初めての理容師さんにあたりましたが、いつものように最小限の情報の伝達を済ませた後は瞑想モードに入っていたわけです。 途中で、「襟足はどうしますか?」と聞かれたので「スクエアにならないようにナチュラルに」と答えました。 で、「終わりました」といわれ気がついてみると・・・・。 言葉を失いました。 鏡を除くとアミーゴのティーンエージャーしかしないような想像を絶する髪型の自分がいます。
討ち死にです。 床屋との真剣勝負に惨敗しました。
家に帰って娘たちには「お父さんの髪型についてのコメントは一切禁止」と御触れを出しましたが、恐れを知らぬ娘たちは顔を合わすたびに指を差して大爆笑です。 最愛の家内まで「どうせならどこまでいくか冒険してみようか、私が上のほうをバリカンで刈ってみるから」なんて無責任なことを言っています。
面倒だからスキンヘッドにしてしまおうかと真剣に考えている今日この頃です。