今回は迷惑ファックス発信元から500ドル巻き上げようというテーマから少し外れて、迷惑ファックス、テレマーケティングからの防御方法を紹介します。 スモールクレームコートに行って手間をかけて500ドル貰うよりも、とにかく迷惑ファックス、テレマーケティングを一日も早くなんとかしたい、という人向けです。
みなさんの電話機にはコーラーID(発信者番号/ID表示)機能がついていますか? 電話ととる前にかけてきた相手の番号や名前がわかるアレです。 これがあれば電話をとる前に誰からの電話かわかるので、迷惑電話撃退には便利ですね。 コーラーIDを表示させるためには、まず電話契約の際にサービスとしてCaller ID を選択する必要があります。 表示機能のある電話機なのに、相手の番号が表示されないという人は、このサービスに加入していない可能性がありますので、電話料金の請求書などで確認しましょう。 サービスは後から追加することも可能です。 私がSBCを利用しているので、ここからはSBCの場合を例にとってサービスの設定などを説明します。
■コーラIDなどの新サービスをオンラインで追加する
SBCのホームページ(http://www.sbc.com)でResidential Customersを選択、次のページのLocalの項目のなかからAdd Services to Your Accountをクリック。 次のページのProducts and ServicesからPhone Featuresをクリック。 次ページの中ほど、Identifying the Caller の中にCaller IDがありますので、Add to Cartでサービスを追加したい電話番号を入力し、手続きを済ませれば、数分後には機能が使えるようになります。初期設定費用$4.75、月額利用料 $6.17のサービスです。 料金は電話代とともに請求されます。(高いね)
次にコーラーIDの表示装置です。 今時の電話機には大抵ついていますが、無い人は電話機と電話ジャックの間に挟む方式のコーラーIDDの表示装置だけを単体で買うこともできます。 Fry'sで10ドルから30ドル程度でした。
これで相手の確認ができるので、胡散臭い電話はとらなければ良いのですが、それでも二つ問題が残ります。 一つは電話を取らないということは相手があきらめるか留守番電話が対応するまで電話がなり続けることになるのでウルサイ。 夜中にやられたらたまりません。 もうひとつは、テレマーケティング会社の多くは番号非通知で電話をかけてくることです。 Caller ID に“anonymous,” “private,” “out of area” とか“unavailable”などと表示されるやつです。 これはみんな胡散臭いと切り捨ててしまうこともできるのですが、ひょっとしたら大事な電話かもしれない。 ひょっとすると日本の家族からかもしれない、と考えるとそうもいきませんね。
ここで、さらに新しい武器を紹介します。 これもすべてSBCのサービスですが、別にSBCからお金を貰っているわけではありません。 くれるもんなら喜んでいただきますが。 だいたい迷惑電話の代表がSBCからのサービスのご案内なのに、それをブロックするためにSBCのサービスを自らご案内しちゃうってのも納得がいかない話ですが、それはとりあえずおいて置きましょう。
テレマーケティングやCaller ID 非通知の相手を撃退するのに利用できるサービスはいろいろありますが、主にこのへんでしょうか。
■Anonymous Call Rejection:番号非通知の着信をすべてばっさり拒否します。 初期設定費用$4.75、月額利用料 $1.90のサービスです。 着信音が鳴りもしないで相手側に「番号非通知ではおつなぎできない設定となっています」のメッセージが流れる仕組みです。 この機能を申し込んでおいて、あとから自由にON/OFFを切り替えることができるので、夜寝る前にONして、昼間はOFF、といった使い方も可能です。
しかし、気になるのは海外からの着信ですよね。 田舎のばあ様からの電話までブロックされては困ります。 海外からの着信がどう表示されるかは実は場合によって異なるようで、我が家でも携帯で受信するとちゃんと日本の番号が通知されるのに自宅だとダメとか、日本でもかけてくる元によってダメだったりと色々なケースがあるようです。 そこで、相手がたまたま非通知でも場合によっては着信したいという融通の利くサービスもあります。
■Privacy Manager:初期設定費用$4.75、月額利用料 $4.00のサービスです。 番号非通知でかけて来た相手に対して「番号非通知ではおつなぎできない設定となっています。 電話をつなげるには次のオプションから番号を選択してください。 @(非通知指定でかけてきた相手に)番号非通知を解除して番号を通知する A暗証番号を入力する B名前を名乗る」というメッセージが流れます。 この時点では電話の着信音はなりません。 大抵のテレマーケティングや、間違い迷惑ファックスはここで撃退できます。 で、番号通知ができないお友達とか日本からの大事な電話の場合は、あらかじめ暗証番号(10桁)を教えておいてあげてそれを入力してもらうか、Bの名前を名乗るを選択してもらいます。 名前を名乗るを選択すると「ではお名前か会社名をどうぞ」といわれますので、名前を吹き込みます。 ここで初めて家の電話がなり「(吹き込んだ名前の録音)様から番号非通知で電話が入っています。 おつなぎいたしますか? 」と聞かれるので相手が確認できたら通話を許可することができます。 怪しいヤツだったらこの段階で「通話を拒否」を選択することも可能です。
日本からかけてくるじっさま、ばっさまには、「変な外人のメッセージが流れたらこの番号を押してね」と言って暗証番号を教えておいてあげると良いでしょう。 ハイテク音痴で英語が苦手なお年寄り(うちの場合です)に機械相手に名乗らせるのはちょっと可愛そうです。 面白そうでもあるけどね。
■■この機能はなかなか使えそうなので、編集長自宅でもネタのために申し込んでみました。 しばらく利用してみてまた使用感などをレポートします。 しかし、SBC他からの迷惑電話に悩まされ、賠償金を巻き上げてやるはずの企画なのに、逆にSBCサービスに申し込んで利用料を巻き上げられている編集長。 ・・・情けないっス。 絶対どっかから500ドル巻き上げて元を取ってやると心に誓うのでした。
PS. というわけですので、編集長の自宅に御用のみなさんは番号通知でダイアルしないと面倒なことになりましたが、よろしくおねがいします。